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ママでネイリストでワーキングマザーコーチの語り

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ネイリストとして私が大切にしていること。

 

 

 

こんにちは、カナコです。

 

 

少し前の話ですが、ある勉強会に参加した時にご自宅でサロンをされているネイリストさんとお話しさせていただく機会があったんです。

 

 

 

お互いネイリストあるあるなどを話しながら、相談しあったりする中で

 

色々と再確認させていただいたことがありました。

 

 

ネイリストが囚われがちなこと。

 

 

今はネイルサロンも全国にたくさんある中で、ネイリストさんも様々な方がいらっしゃいます。

その分だけ考え方や、方針、理念、得意分野も様々です。

 

 

 

その時にお話しさせていただいた方は、認定講師さんで繊細なペイントアートを得意とされているそうで

 

作品のお写真を見させていただいたんですが、細かいお花や繊細な柄が描かれていて

とーってもステキでした。

 

ですがその時、こんなお悩みをお話ししていたんです。

 

「自分の好きなアートを推していくのか、それともお客様ウケのいいアートを売りにするのか悩む。」

 

 

ということでした。

 

うんうん、分かる〜。

 

そして「このクオリティでいいのか不安」

 

ということも、オープン当初私自身も悩んだことがありました。

 

ネイルサロンの個人店はとりわけオーナーさんの趣味趣向が現れやすく、そしてそれを売りにして差別化、ブランディングをしているわけですが

 

デザインを作っても作ってもこれでいいのかな?

気に入っていただけるかな?

こんなアートもあんなアートも出来なきゃダメなんじゃないかと、技術技術と囚われていた時もあります。

 

 

 

 

今は”大人の女性が自分のライフスタイルに合わせて楽しめるアート”、というものをテーマに、サロンのお客様のお顔を思い浮かべながらデザインを考えています。

 

 

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基本的には個性を生かし、得意とするアートを推していけばいいと思いますしそういった特化したものを売りにしてファンが付くと根強いですしね。

 

ただ、その時にも話したんですが

 

ネイリストは技術者なので、つい技術に走りがちで

それが独りよがりになってしまう事があるよね、と。

 

 

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ネイリストとして何を大切にするのか

 

 

 

技術は終わりがありませんから、磨いても磨いてもこれで完璧ということはありません。

 

なので、スキルアップは常にしていかなければならず、私も一時期は技術セミナーに行っていないと不安になるくらい名古屋や東京へ行っていました。

 

しかし、私はネイリストはあくまでサービス業だと思っているので

お客様が満足しなければ何も意味がないと思っています。

 

技術を上げることで自分が満足しても、お客様が満足しなければ意味はないのです。

 

その為に、私が大切にしているのは

 

お客様はどうしたいのか?ということです。

 

今日はどんな気分で

どんなご都合で

どうなりたいのか?

 

  • アートをしたいのかワンカラーなのか
  • サンプルから選びたいのかお持ち込みデザインがいいのか
  • お爪の亀裂を直したいのか、長さを出したいのか
  • ネイルだけしたいのかヘアーと同時にしたいのか
  • お時間があるのか無いのか
  • 喋りたいのか眠りたいのか

 

そういったお客様の望まれていることをしっかりとお聞きした中で

 

私がネイリストとしてできる最善のアドバイスをさせて頂いています。

 

例えば、

 

  • お爪やお肌の状態を見てどのような施術が望ましいか見極める。

 

  • お客様のお肌の色に合うカラーを選んだり、ご希望の色を作るためにカラーのミキシングをする。(これけっこう得意)

 

  • お爪の長さや厚みをお客様のライフスタイルやお爪の質に合わせてどのくらいが適正か判断する。

 

  • お客様の好みに合わせてアートのアレンジを提案する。

 

  • 迷った時に的確なアドバイスをする。

 

  • そもそも何をしたらいいのか全く分からない方に分かりやすくご説明をする。

 

 

など

 

細かく言えばまだまだありますが

 

とにかくご満足して帰っていただくというのが

私のネイリストとしての一つの指針となっています。

 

それからもう一つ

 

 

私が大切にしているのは

 

お客様とのコミュニケーションです。

 

サロンに来て、いーっぱい喋って、いーっぱい愚痴も言って、いーっぱい発散してもらうこと。

 

日頃溜まったストレスを、ここで吐き出してもらうことも、私にとっては大切なサロンワークなんです。

 

案外、身近な人にこそ言えない愚痴ってありますよね。

 

それを、私がお聞きすることで

お客様の心が晴れたり、気持ちがスッキリしたり、落ち着いたりして、来た時よりも少しでも幸せになってくれていたら

 

本当の意味で私のネイリストとしての役割が果たせているような気がします。

 

 

 

 

何でも機械化されていく時代

 

ネイルはオートメーションでやれる時代

 

10年以内にネイリストはいなくなると言われている時代

 

そんな時代だからこそ、私はそこを大切にしたいんです。

 

 

ネイルサロンは技術のみを黙々と作業する場所ではありません。

 

そして技術は押し売りするものではなく、ご希望を叶えるものだと思っています。

 

 

私はこれからも、お客様の気持ちにもっと寄り添っていけるネイリストになりたいと思います。

 

 

その為に、まだまだ修行の日々ですね!