知ってるようで知らない?爪の点とか線とか、いったいなんなの?
こんにちは、カナコです。
自分のお爪を見てみると
こんなこと気になったことありませんか?
ん?この白い点なに?
ん?この黒い線なに?
ん?この縦すじなに?
ん?なんか色悪い?
こういった疑問
お客様からも時々ご質問いただきます。
自分の爪のことだけど、意外と知らないアレコレ。
特によく聞かれるものを、ネイリスト視点でお答えしていきたいと思います。
爪のこれってなに?
まず、お爪の表面にぽつっと見える白い点。
爪甲白斑 【そうこうはくはん】
日経メディカル
これは、若い方に多く見られるのですが
爪が作られる時に、空気が入ったり、しっかり作られなかった部分が白くなったりします。
私も若い頃によくありました、白い点。
いきなり現れて知らぬ間に消える白い点。
若かりし頃の私のように爪の成長も未熟だったんですな〜。
特に治療などの必要はありませんが
これが、点じゃなく線の場合や、お爪全体が白い場合は内臓疾患などの可能性もありますのでご注意ください。
じゃあ、黒い線はなに??
爪甲色素線条【そうこうしきそせんじょう】
爪にできる縦筋の黒い線。
これは場合によっては危険を伴うので
安易にスルーしない方がいいかと思います。
実は私もこの黒い線、今でも手の爪によく出てきます。
ただ、1本1本の線が細く(1ミリ以下)
根本からできてるわけではなく
色んな指にあります。
そして爪が伸びるのと一緒に消えていきます。
この場合は、爪が伸び過ぎて爪母(爪の根本辺りで爪を作っている部分)に負担がかかって内出血を起こしてできるものや良性のものがほとんどだそう。
ただ、
- 黒い線が4ミリ以上ある
- 甘皮などの皮膚まで黒く色素で染まっている
- どんどん太くなっている
- 爪が裂けたり変形したりする
- 1本の指にハッキリと出来ている
などの症状がある場合
メラノーマ(悪性黒色腫)の可能性があります。
メラノーマ
悪性黒色腫とは、がんです。
怖いです。
10万人に1人が発症すると言われているようですが
爪母でできたがんが、爪半月から表に出てきて表面化してくると、黒い線になってきます。
最初、血豆かと思ったらメラノーマだった
という事もあるようなので
もし黒い線が出ている、広がってきているなどの症状があれば
病院に受診した方が良さそうです。
私も一応は、いつも線の状態をチェックしてます。
初期の段階だと、爪甲色素線条とメラノーマの判別は先生でも難しいみたいなんですよね。
メラノーマが怖いのは
- 進行が早い
- 転移が早い
- 死亡率が高い
というところ。
もし気になるようでしたら受診してみるのがいいと思います。
これが一番お客様からのご質問が多いです。
爪の縦すじ
これは、基本的に老化現象と言われています。
私のサロンでハンドケアにご来店くださるご年配の方は
このような縦すじが全てのお爪にハッキリと出ています。
爪は血液の流れと大きく関係しますので
血の巡りが悪くなると出やすいのだそう。
指先を動かしたり、ハンドマッサージなどで血液の流れを良くしていきたいですね。
ちなみに横すじは
精神的ストレスや、栄養不足が原因です。
爪の色
健康なのは、自然な薄いピンク色。
白っぽい→貧血の可能性
紫っぽい→肝臓や腎臓の病いや、冷え
赤っぽい→血圧が高い可能性
黄色っぽい→加齢によるもの、除光液やアセトンによるもの
これ以外にも、色々な原因や可能性を持っています。
健康的なピンク色とはだいぶ違う色をしているようなら、何かあるかもしれません。
今回は、お客様からご質問の多い爪のはてな?を
サラッと書き出してみました。
私はネイリストなので病気の診断はできません。
施術もできる範囲でしていきますが
ご相談にのることはできますので、ネイリストとしてのアドバイスはさせて頂きます。
爪は健康のバロメーターと言われますので
ジェルネイルを楽しむためにも
健康な爪を意識して育てていきたいですね!
ちなみに....
以前、私が内視鏡の検査をした時に
「ネイルは取ってきてくださいね〜」と言われ
検査の日はジェルネイルをオフして行きました。
お客様でも、人間ドックや手術の時に1度ジェルをオフされます。
これってパルスオキシメーターという機器で、血中酸素濃度を計るためだそうです。
なので、検査や手術の時には
しっかりお取り外しをしていきましょう!