子供と向き合いたいのなら、まずは自分と向き合うことが必要だということ。
こんにちは、カナコです。
休校明けの子供達、そろそろ疲れが出てくる頃でしょうか。
夕方くらいからグズグズとし始めます。
反抗的になったり、半泣き状態になったり、すごく甘えてきたり。
脱いだ服もランドセルもそのままで、床に倒れて
「何もしたくな〜い」「もぉヤダぁ〜!」と
干からびたイカのようになっております。笑
原因と目的を探ってみる。
そんな時、以前の私なら間違いなく宿題をやれ、先に片付けろとガミガミ言ってしまい
余計に泣いて収集がつかない地獄絵図になっていたでしょうが
今はそんなことにはなりません。
なぜか…
それは私が、目の前の行動だけに捉われず
その原因と目的を探ろうとするアンテナが少〜しだけ働くようになったからです。
- なぜこんなにも反抗的なんだ?
- やけに歯向かうな…
- 急に甘えてきたけど何なの?
- そんな事で泣くっ!?
これらの行動には
言葉では伝えられない子供からのメッセージがあるわけなんですよね。
それを探る、という思考を取り出すことが出来たら
こんなふうに思える。
- そうか、今は疲れてるんだね。
- そりゃ久しぶりの学校だもん疲れるよね。
- 今週は疲れのピークかもね。
- この苛立ちはそのせいか。
- とりあえず休みたいんだね。
自然とそう思えるようになり、我を失って”感情的に怒る”ということが無くなり
逆にそんな時には抱きしめてあげることもできるようになりました。
でもこれ、簡単に言っているようだけどそう簡単にできることじゃない。
ママのイライラは簡単にはおさまらないんですよ。
ちょうどそんな話しを小学生2人を育児中のお客様のフットネイルをしながら話していたところ
「そうかぁ〜、うちの子が最近荒れてるのは疲れが出てきたせいかも!私は子供を責めちゃってた。今日はそれに気付けただけでもここに来て良かったー!」
と言ってくださいました。
「なんだか子育ての大先輩に教えてもらったみたいだよ。」
こんな最高級な褒め言葉をいただきましたが、私にはとんでもなく身に余る思いで大変恐縮で
特に以前の私なら、素直に受け止めることすら出来なかったと思います。
産後うつがもたらした育児の苦悩。
以前ブログにも少し書きましたが
私は長女を出産後、産後うつになり、育児ノイローゼにもなりました。
産後うつは自分の意思とは全く関係なく起こります。
出産に伴うホルモンバランスの大きな乱れや、ストレスによるものが原因とされているのですが
出産してすぐに得体の知れない不安や恐怖が急に襲ってきて、病室で泣きながら母に電話をしたこともありました。
自分でも何が怖いのか、どうして涙が出るのか分からず
とにかくここから出たい、早く帰りたいという思いに襲われる日が度々あったのです。
退院してもそれはしばらく続き、夜中にお腹が空いて泣く時も最初の一瞬の微かな声がしただけでハッと目が覚め
泣かれるのが怖くて急いで母乳を飲ませていました。
慢性的に寝不足のはずなのに、ずっと神経が立って過敏になっているような感覚で身も心も休まらず
しっかりやらなきゃ。
言われた通りにお世話をしなきゃ。
間違えちゃダメだ。と
まるで誰かに脅迫されているかのように必死になっていました。
しかし、唯一母親にしか与えることのできない母乳も出が悪いことに落ち込み
もはや"母親"という枠組みから弾き出されたような気にさえなっていたのです。
なんで出来ないんだろう、なんで私だけダメなんだろう
仕事ならあんなに頑張れたのに。
どんなにキツくても苦にならなかったのに。
"私に母親としての価値はない"
一時期はそんなふうに自分を見失って
訪問してくれた保健師さんに泣きながら辛いと訴えていました。
小さくて柔らかい子供は凄く可愛いのに
同時に恐怖の対象のようになり
そう思っている自分を最低な母親だと責める。
思うようにいかない育児が苦痛でならない。
その後もしばらくこんなふうに思いながら育児をしてきた私が
誰かに育児を褒められるなど絶対にないし、あってはならない。
などと、子供対して本当に失礼なことを思っていたわけですが
後悔から来る自責の念は、なかなか私を許してはくれませんでした。
自分の心の奥底から聞こえる声を聞いて。
それでも時が経つにつれ、私はこのまま終わりたくない。
こんな自分のままで生きたくはないと
散々自分と向き合いました。
逃げていたことに顔を向け、目を逸らしていたことを見つめ直し
自分を知り、自分を許す努力をしてきたことで
今では子供達が、ママ、ママ、と、誰よりも必要としてくれ
今までの分を取り戻すかのように素直に甘えてきてくれます。
また、私も子供達を心から愛し、それを表現することが出来るようになりました。
幼い頃を思うと、もう一度やり直したい、あの時を取り戻したいと何度も何度も何度も思いましたが
時間を戻すことは出来ませんし、取り戻せない時間を悔やんでも前に進むことは出来ません。
ならば、今この時を出来る限り大切にするしかないんです。
こんな経験をしてきた私でも一つ言えるのは
子供と向き合いたいのなら
まずは自分と向き合うことです。
自分と親との関わりはどんなものでしたか?
幼少期、親にしてもらいたかったことはどんなことですか?
どんな言葉をかけてもらいたかったですか?
あの時、本当はこうして欲しかった、本当はこう言ってもらいたかった。
聞いて欲しかった、見て欲しかった、認めて欲しかった。
浄化されない想いを抱えたまま蹲っている過去の自分を見て見ぬふりをして置き去りにしていませんか?
あなたが持っている価値観はどんな傷つきから生まれたものですか?
まずは過去の自分ととことん対話をして、本当の自分、本当の想いを知ることです。
それをしない限り、いくら育児書を読んだり講演会などに行ったところで本当の意味で変わることは出来ません。
私が子供と過ごす時間を心から幸せだと思えたのは、自分自身とちゃんと向き合ったから。
多かれ少なかれ育児に悩みは付き物です。
行き詰まって苦しんでいる時こそ、自分との対話を深く掘り下げてみてください。
1人でも多くのママが笑顔で過ごせますように。
私の今後の活動。
私は今後ネイリスト、サロン経営を続けながら、夢や目標を叶えたいママ、育児をしながら起業を考えているママなどをメンタルコーチとして支援していく活動をしていきます。
1人でも多くのママが、自分を肯定し、一度きりの人生を自分らしく歩んで欲しい。
そんな想いを形にしていけたらと思っています。
『コーチングとは』
コーチとはもともと”馬車”を意味します。
あなたが目的地(夢や目標、自己実現)に、自らの力で辿り着けるよう共に伴走し、サポートしていくことです。
- 育児をしながら仕事をしたい
- 育児をしながら起業をしたい
- 夢は諦めたくないが一歩目を踏み出せない
- 目標はあるが自信がない
- 現状に不満があり、変わりたい
- 誰かに背中を押してほしい
- 仕事と育児の両立が出来ず悩んでいる
- 仕事と育児のバランスを保った働き方をしたい
- すでに起業しているが悩みが尽きない
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定休日 毎週日曜日、月曜日、第二火曜日
岡本加奈子
JNAネイリスト技能検定1級
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AJESTHE認定エステティシャン
TCS認定コーチングスキルアドバイザー
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